バイクの夢を思い出した。

自分の記録のように、ブログで付けて行きたいと思います。
どうも、Caymと申します。


現在34歳。きっかけは婚約破棄を食らった事から始まります。
(ちょっと重い話が続きますのでご注意ください。)
10年間同棲した彼氏と婚約はしたものの「一人で頑張りたい」という
精神的に疲れてしまった(?)彼氏から婚約破棄を食らったのは一カ月程前。
来る日も来る日も 隠れて泣いて暮らす日々。
ボロボロで仕事をしていれば、親友にまでふいに愛想を尽かされる始末。


普段、辛い事が合っても何もなかったように平然として取り繕うのが裏目に出たのか、まさかの大事な人が同じ月に二人も去っていくという出来事に、精も根も尽き果てました。
日頃から色々と頑張って努力はしてきたけれど、努力したって報われない事もある。タイミングも悪かった。そしてきっと自分の行いも悪い所があったのだろうと諦めることにしました。
人の気持ちはうつろうものと言うし、仕方なかったのだろう。
ただ、胸の内の空しさは 人生で一番だろうと思うほど辛かった。
自分もきっと悪かったのだろう、けれど婚約者に婚約破棄を申し渡されて落ち込んでいる最中に、親友からの罵倒とも取れる言葉の数々は、わたしにとって追い打ちのようなものでした。


友人たちが心から心配してくれて、日々付き合ってくれたり、電話やメールと連絡をまめに取ってくれました。ボロボロの状態で、とりあえずはなんとか実家に戻ります。
今、一人暮らしをして一人になるのが怖かったんですね。
「なんで今 震災が起きないんだろう?」なんて思ってました。自分の都合で震災が起きたら大変なことになりますね(笑) でも本当に消えてしまいたいと思っていました。
何もかも疲れた。仕事をする意味はあるのか?好きな人は去って行ったのに。
もうなにもやりたくない。食事を取るのさえ面倒臭い。


落ち込みに落ち込んだ結果。
「やっと自由になったんだ。今まで我慢してきたことをやってみよう」と思い立ちます。
人の為になることを優先的にやってみたけれど、とある接骨院の先生が「貴方はもっと我儘になっていいんだよ。人に尽くし過ぎだよ。厳しいご両親に育てられたからこそなんだろうけど…(そんなことない)」って言って下さって
「そうか、自分の思う通りにしてみてもいいのか」って。
(結構自分勝手やって来たと思っていたんですけどねー)
最初は「やっと自由になったんだ」という言葉すら 辛かったですね。
本当は自由になんてなりたくなかったものですから。
仕事で稼いだお金は生活費に入れていました。
元婚約者と一緒に居れた日々が本当に幸せでした。だから不満はありませんでした。
ひょんなことから一人身に戻る事となり、やりたいことってなんだろうと思いましたが
新しい恋をしよう!なんて とてもじゃないけど思えませんしね。
そこでなんですが。
我が家はF1からバイクやら 小さい頃からレースを見たりしてバイクに憧れがありました。


「そうだ、普通二輪免許を取って、250ccのバイクを買おう。」


なにかあった時の為に溜めて来た雀の涙を全部使い切る事にしました。
お金は大事なんです。貯金をすることに悪い事はないのですが、使い道の無くなった元婚約者と自分の為のお金を、持っていたくなかったんですね。だって、もう意味がないから。


そんなわけで、平日の休みに友人に勧められた自動車学校へ。
受付に行って「普通二輪の免許を取りたいんですが」と言いましたら、受付のお姉さんが「では事前審査がありますから こちらでお待ち下さい」と。
審査かぁ。引き起こしが出来ればいいんだっけ?なんて考えながら暫し待ちます。
なんだか優しそうな男性の教官が現れ、宜しくお願いします、と挨拶して、バイクの所へ。
軍手をお借りして 話しながらバイクの元へ行くと…そこにはCB400がありました。


お、思ったより大きいのですね…400ccのバイクに驚きつつ。
ただ、この辺りで教官はもう少し困った顔をしていました。


ちょっと跨ってみて と言われて跨って見た所…足プラーン。
なんとか左のつま先を着地させても、教官はしょんぼりした顔。
とにかく
「うーん…」と唸っている状態…。
なんかいやーな予感がするなーと思っていると。


「じゃあ 次。機体の引き起こしをしてもらおうかな。」


200キロある事や、起こし方を教えて頂いて、左のグリップを握って…。
右はシートの下のほうにあるパイプを握って…シートに胸をくっつけて…
教え方が丁寧でいらっしゃるので、言うとおりにしてなんとなく頭のなかでイメージトレーニング。いざ、ふぅん!と力を入れてみると驚くほど重いのですね。そらそうだ。
そこで ( ゚Д゚)ハッ と閃いた!!
これ、ウエイトリフティングのスクワットと同じじゃないですか?
一時期ジムに行っていたので、そのイメージで…膝でよっこいしょ。
おっ ちょっと持ちあがった!と思ったら思った以上に簡単に持ちあがりました。
これはコツを掴めばもっと簡単に上がりそうだなーなんて思っていたら。


「あの簡単な説明でバイクを持ちあげられるなら…センスは悪くない…んでしょうね。
 でもなぁ…ちょっと足付きが不安定過ぎて…」


「えっ」


「すみません、ちょっと怖いのでうちでは許可出せないです…気持ちは本当に分かるんですが…

 この状態で審査通したら、僕も怒られてしまいます…。」


…(´・ω・`)ソッカ…
確かに、怪我をさせてしまったりしたら問題になってしまうし、受け入れないという選択もあるよなぁ…。確かに背の小さい女は会社にとってリスクが高いのかも。
そう思ったら申しわけなくて 流石に「そこを何とかお願いします!」と押すことが出来ませんでした。マイナス要素があれば排除するのは 当然のことです。


受付のお姉さんにも「小型からはどうですか?」なんて進められましたが、
仕事をしていて最大で週2しか来れない。

かつ、給料は少ないので、小型→中型なんてお金をかけていられるほど持っていない。
そんなわけで、「考えてみます…」としょんぼりしながら帰路へ。
教官にも受付のお姉さんにも丁寧に謝罪されましたが、心は晴れず。
乗りたい!免許欲しい!!と思っていたら思い切りやる気バロメーターをへし折られて、バスの中では「146cm 普通二輪免許」の検索ばっかりかけてましたね(笑)
でも、背が低い人の為に親身になってくれる自動車学校があったり、同じくらいの身長でも普通二輪から始めた人がいると知り「他の場所に問い合わせてみよう」と思いました。
バイク、何買おう。フルカウル好きだな、とか思いながら画像検索したり、とにかくバイクの熱を冷まさないようにして。いっそライダースブーツで身長を上げるのも手か…!とも思いました(笑)


次の日。仕事の合間を縫って、次に家から近い所に電話で問い合わせ。


「あの、身長が低いのですが普通二輪免許を取得したくて…

 そちらでお世話になれるか気になってお電話致しました。」


「身長はおいくつですか?」


「はい。146cmです。」


「そうですか。大丈夫ですよ」(←即答)


(!!きたか!!)
 そうですか。有り難うございます。では後日伺いますので宜しくお願い致します」


「はい、お待ちしております!」



やったあああああああ
というわけで、次の休みにまた事前審査を受けに行こうと思います。
さて、どうなるでしょうか?

×

非ログインユーザーとして返信する